スーパーアイドル中村嶺亜

1 目指しているのは、筋を通す人間。自分に厳しく、男気のある人に憧れるという。「今もうそういう人間であろうとしているけど、意識した上での行動は本物じゃない。心から強く優しい人になりたくて」

2 考え方の問題で、自分は持ってないやつって思い込んでいたら、何かに失敗した時、やっぱりダメだったって全部運のせいにしちゃいそうな気がして。逆に成功した時、自分の実力や努力の成果だと考えて満足するんじゃなく、"俺、持ってたな"って思う位がちょうどいいなって思うんです。

3 何を言われても別にイヤじゃないです。良く言ってくれる人がいれば悪く思う人もいるのは当たり前。それを恐がって何もしなくなったらそれこそ自分が腐っちゃう。だから良く言われようとも…まあ良く言われたら嬉しいですけど(笑)

4 アイドルは実際と違っていいんじゃないかなって思うんです。いろんなスタイルがあると思うけど、僕はアイドルって「作るもの」だと感じる。努力しない人なんて居ないけど、その中でアイドルはあまり努力を見せない方がいい。人間らしさを出さないというか。でも自分が絶対そうなろうって思ってるわけではなくて、そういうものだと思ってるから自然に行動してるだけ。歌ったり踊ったりして、そこで自分が見せたい見せ方をして、それで僕という人間をどうとるかはファンの人におまかせします。

5 Q.十年後何していたい?
A.今のメンバーと一緒に活躍していたいし、今の自分の変わらない自分でいたいです。この十年いろいろな経験をしてきたけど、自分の軸はぶらさずにやってきて、今の自分が好きだから。大人になるのは大事なことだけど、つまらない大人にはなりたくないなって思う。

6 僕、昔はこの仕事を「楽しいからやってる。自分がやりたいからやってるだけ」って言ってたんです。反対の言い方をしちゃえばやる意味を感じなくなったらやめるってことで。でも、今まで応援して来てくれた人たち、支えてくれるスタッフさんたちの気持ちを考えるのも大事かなって思うようになってきた。まあ今は本当に自分がやりたいから、やってるんですけどね。

7 数々のグループを経てきた十年に及ぶジュニア歴についても「人が挫折と呼ぶような経験も、このくらい普通のことかなって思ってた。平坦な日々が続く方が俺にはキツいんです」とあえて苦労を語ろうとしない。

8 何があろうとこの仕事が好きだから絶対に諦めない

9 俺は決して強いわけではなく、弱い人間なんです。応援してくれる人がいるのに辞める勇気がなかっただけ。

10 ここ数年、たまに「俺、ここにいていいのかな」と思うような時期もあったけど、この仕事が大好きだし、やりたいし、現場が少ないのにMyojoの「恋人にしたいJr.」の順位を上げてくれたりするファンのためにも辞めたいと思わなかった。

11 今の座右の銘は「100点より100%」。「100点のライブだったね」って褒められるより「100%のライブだったよ」と言われることを目標に、頑張ります!

12 あと、何があっても絶対に人前では泣かないって決めてたんですけど、ファンのみんなには、そういう自分も見せられる関係に、いつかなれたらいいな。

13 グループの良さって、ひとりだったら「まあいっか」って流しちゃうようなことも、「でも仲間のためには頑張らなきゃ」って思えることなんですよ。ずっと「自分はオンリーワンな存在であればいい」と言っていたけど、これからは男らしく「ナンバーワン」も目指していこうと思ってます。有言実行!

14 何なら本当にショックだったのはKing & Princeのデビューを受けて、ファンの人からやたらと進退を心配されたことです(苦笑)。「辞めないで」って書いてあるファンレターばかりで、「俺、そんなに弱くないし!」って思ってました(笑)。

15 よくテレビで対決バラエティってあるじゃないですか。例えば跳び箱対決で自分が20段飛んで1位になったとする。でも次の人が21段を飛んだら俺は成功した彼に拍手を送れる男でありたいんです。こういう性格は芸能界に向いてないのかも…なんて感じることもあるけど、そこが俺のプライドなんですよね。

16 一生懸命すぎるのって俺はそんなに好きじゃないから。努力するのは当たり前だから、アピールすること自体ちょっとどうかと思う。

17 新しい夢を見つけて事務所を出ていく子もいました。成長過程の中で夢を持つのって当たり前のことだし、俺も「ほかにやりたいこと見つけたら辞めよう」って思っていた人間なので、そいつらの真剣な想いを聞いたら、引き止めることはできませんでした。

18 勝手な概念ですけど、アイドルって頑張ってるところを見せちゃいけないと思うから。番組の企画はいいけど普段「必死でダンス練習してきました」は違う。夢を与える人なんだから。それが、僕が思うアイドルです。